一文にforとto不定詞があるときのto不定詞中の動詞の主語

一文にforとto不定詞があるときのto不定詞中の動詞の主語はforの後ろにある名詞または名詞相当句です。

It is important for students to study many subjects.

学生にとってたくさんの科目を勉強することは大事なことだ。

「学生にとって」なんかと覚えないで、「学生が(は)」と覚えることが大事なことです。

学校の先生には「forの次のstudentsがstudyの主語になるんだよ」と教えてほしいです。

主語になる語

主語になるのは名詞、代名詞、名詞相当語句です。

①名詞

Tom is taller than me.

トムは私より背が高い。

②代名詞

She is beautifu.

彼女は美しい。

③形容詞

The young should respect the elderly.

若者は年寄りを尊敬するべきだ。

⑤動名詞

Seeing is believing.

百聞は一見に如かず。

⑥不定詞

To study hard makes your future.

一生懸命勉強すると未来が開ける。

⑥句

Up to the top makes you worn out.

頂上まで登るとくたくたになる。

⑧節

Whether he will come or not is beyond me.

彼が来るかどうかはわからない。

⑨引用語句

“Um… Sorry, I have a wrong number.” was the first and last sentence spoken and received over the phone.

「すみません、番号間違えました」が最初で最後の電話で受信された言葉でした。

leaveの使い方

Watch out! A snake there! Dad must have left the front door □

□に入るのは?

① opening ② be opened ③ open ④ to open

正解は③

① openingはopenの現在分詞です。現在分詞は能動態に用いますから、「戸が何かを開ける」という意味になってしまうので変です。doorとopenは目的語と動詞の関係ですから、openingはopenedにならないといけません。

②must have という述語動詞があるのにbe動詞が裸ででてくるのは変です。to beになったとしてもそのような用法はありません。

③ leftは形容詞と一緒に用いることができます。この場合のopenはdoorの状態を表す目的格補語になっています。

④ このような用法はありません。

「~のままにしておく」のほかにも、leaveには「立ち去る」「置き忘れる」などの意味があります。

補語とは

補語とは文字通り「補う」役目をする語です。

主語を補う補語は主格補語といい、例を挙げると次のようなものです。

He is Tom. 彼はトムです。He is kind.彼は親切です。

また、目的格補語もあり、例えば、

A long run makes me sick. 長距離を走るのはうんざりだ。

We call him Mike. 彼はマイクと呼ばれている。

のように使い、同じく名詞や形容詞が目的格補語として機能します。

主語と述語動詞

主部の核をなす名詞若しくは名詞相当語句を主語といいます。

例えば、

The apple on the table is yellow.

述部はThe apple on the tableで主語はappleです。

また、述部の中心となる語句を述語動詞あるいは動詞といいます。

例えば、

He bought a car made in Japan.

述部はbought a car made in Japanで述語動詞はboughtです。

madeも本をただせば動詞makeに由来するものなのですが、ここでは「作られた車」と形容詞化しています。

一文に動詞らしきものが数個ある場合、どれが述語動詞なのか見分ける力が入り組んだ文構造を見抜くカギになります。

文とは

語数を問わずある種の思想や感情などを表現するものを文とよびます。

文の出だしはたいていの場合、大文字で始まり、ピリオド(.)、感嘆符(!)、疑問符(?)で終わります。

文意の把握はもちろんのこと、場面や文脈に応じた文の役割を理解する必要があります。

Ⅰ.主部+述部の形を取る文

一般に、文はその主題となる部分と主題について述懐する部分とで成り立っています。

前者を主部といい後者を述部といいます。

例 We go to school on weekdays. (Weが主部で、go以下が述部)

Ⅱ.主部述部の形を取らない文

①命令文

命令文は、通常主語のyouは省略され、動詞(原型)から始まります。

命令文は人にものを命令したり、頼むとき使われますから、目前には常にyouがいるので省略できると考えるといいともいます。

例 Give me some chocolate. チョコレートください。

②主語の省略 

例 Thank you for your kindness. ( I が省略されています)ご親切に感謝します。

③主語+ be動詞 の省略

例  See you later! (I willが省略されています)またね。

④感情表現または呼びかけの語句

例 My good! おやまあ!

⑤相手の言動に対する応答や決まって使われる表現

例 Same to you. あなたもね。

⑥ことわざ

例 First come, first served. 早い者勝ち

  Out of sight, out of mind. 去る者日々に疎し

同一文にforと to 不定詞があるときの文構造

It is important for us to study English.

何て訳しますか。

私たちにとって英語を学ぶことは重要です。

ですね。

でも スタディの主語が誰かすぐに答えられますか?

これは?

The book was handed out free to school children for them to take home.

その本は生徒たちが家に持って帰れるように彼らに無料配布されました。

新しく 講義に参加する方々を見ていると、forの次に 来る 単語が 後ろの不定詞の 動詞の主語 を表すということ、不定詞には3つの使い方があるということを理解している人はそんなにいないみたいです。

長文を読むにあたり これらの知識は必須となります。

It is important for us to study English.

How do you translate this?

私たちにとって英語を学ぶことは重要です。

Right.

But can you immediately answer who the subject of study is?

This one?

The book was handed out free to school children for them to take home.

その本は生徒たちが家に持って帰れるように彼らに無料配布されました。

When I look at the new students who are joining the class, it seems that not many of them understand that the word after “for” represents the subject of the verb of the infinitive that follows, and that there are three ways to use the infinitive.

This knowledge is essential when reading long texts.

主語は何?行く人は誰?

I want to go there.

I want you to go there.

そこに行くのは誰か分かりますか?

goの主語を見分けるにはどのような文構造理解が必要なのでしょう?

述語動詞の次に人または物が来て、その後に to不定詞が続く場合、 to 不定詞の動詞の主語は述語動詞の後の人または物です。

したがって 上の文は 「私はそこに行きたい」 下の文は「 私はあなたにそこに行ってほしい」 の意味です。

Can you guess who is going there? What kind of understanding of sentence structure is required to identify the subject of go? When a predicate verb is followed by a person or thing and then a to-infinitive, the subject of the verb in the to-infinitive is the person or thing after the predicate verb.

不定詞・動名詞を目的語にとる述語動詞の見分け方

これまでの経験則から、不定詞・動名詞を目的語にとる述語動詞の見分け方は次のようなに考えなさいと生徒には教えています。

Ⅰ. 動名詞を目的語に取る動詞を覚え、それ以外は後に不定詞がくると考えること。

Ⅱ. 動名詞を目的語に取る動詞のイメージは、

①嫌なことに身構えようとする、または渋々受け入れようとする動詞

例、admitしぶしぶ認める、avoid避ける、can’t helpせざるを得ない、stand耐える、denyちがう言う、dislike嫌う、mind嫌がる、気にする、risk危険を冒す、considerよくよく考える

②没頭、夢中の瞬間を表す動詞

例、enjoy楽しむ、fancy夢に描く、imagine想像する、involve関わり合いになる、keep続ける、missいなくてさみしく思う、practice練習する

③句動詞中の前置詞や副詞の後

例、feel like、give up、put offなど

(前置詞は名詞の前に置くものだから、後に動詞がくると動名詞になるよと教えています。