advise, say, suggest, warn

いずれも人に示唆を与えるときに使う動詞です。

ただし、それぞれ語法が違うのでここで説明します。

I advised him to get up early in the morning.

I said to him, “Get up early in the morning.

I suggested his getting up early in the morning.

または、

I suggested to him that he (should) get up early in the morning.

I warned him him to get up early in the morning.

または、

I warned him that he got up early in the morning.

状態動詞は原則進行形では使わない

Tom and Lucy ( have been knowing or have known) each other since they were little.

この場合はhave knownを選ぶのが正解です。

know「知っている」のような動詞を状態動詞といいますが、知っているということは、昨日も知っていたし、今も知っているし、明日も知っている…時制にとらわれることがありません。

思考形態が常に進行形の状態なので「進行形はない」と考えてもいいかもしれません。

haveも「食べる」意味の場合は進行形もありでしょうが、「持っている」の意味なら進行形にはなじみません。

a fewとfew, a littleとlittle

fewもlittleも「少ない」イメージですが、前者は数えることができるときに、後者は例えば「小さな子供」などのように数えることができない対象に使います。

生徒が理解するまで少し時間がかかるのが、aがつかないfewとlittleが文中に出てきた時です。

これは「少ない、小さい」ではなく、「ほとんどない」という意味になるのですが、aがついてなくても「少しはある」と考えてしまうことから生徒だ脱却できるまではしばらく時間がかかるようです。

Few people went to the festival.

やはり、「祭りに行った人はほとんどいなかった」と「祭りに行った人が何人かいた」では正答率にかなりの差がでてしまいます。

私は生徒にaがなければnothingと考えていもいいよと教えています。

rather thanとinstead of の解釈

大概の辞書にーA rather than 「BはBというよりはむしろA」、A instead of B は「~の代わりに」ーと載っています。

しかしながら、私は生徒に長文でこれらのフレーズがでてきたら、「BではなくA」と考えるように教えています。

理由はその方が論旨が良く理解できるようになるからです。

時間内に長い分を解釈するときは脳が単純にプロセスできる環境を作ることが大切なことだと考えています。

動詞の目的語が不定詞か動名詞かの一つの基準

give upや put ofなどは動名詞を目的語に取りますが、 「前置詞の後ろには名詞が来る」と覚えておけばいいと思います。

前置詞はその名の通り「前に置く詞」なのですが、何の前に置くかというとそれは名詞です。

例えば、on the tableとかin the roomとか。

tableもroomも名詞ですよね。

動詞もingをつけると、動詞が名詞化した「動名詞」になります。

After having had many difficulties he (gave up or managed ) to pass the exam.

どちらを選択するのが正しいでしょうか?

意味的には「あきらめた」も「何とか切り抜けた」も不自然ではありません。

しかしながら、後ろにto不定詞がありますから、managedを選ばなくてはいけません。

仮にgive upあればto passはpassingにする必要があります。

過去分詞?原型?

カッコ内の動詞を正しい形にしてください。

She had her wallet (steal).

walletとstealとの関係を考えてみます。

財布は何かを盗みませんから、誰かがsteal walletと並びますよね。

でもwalletがstealの前に来ているということは受動態の並びになっています。

stolenです。

She had her husband (repair) the roof.

肯定文でのhusbandとrepairの並びを考えてみます。

主語と動詞の並びになりますよね。

ですから、repairは過去分詞にはできません。

そうすると、repairかto repairかrepairingです。

で、haveは使役動詞ですから、repairしかない、ということになります。

make,let,getなど他の使役動詞も押さえておきましょう!

現在分詞?過去分詞?

a car ( making or made) in Japan

肯定文でのmakeとcarの並びを考えてみましょう。

carは何かを作るものではなく、作られるものですからmake carと並びます。

しかしながらmakeの前にcarがありますのでこの形は受動態であることがわかります。

だから上の文ではmadeを選ぶのが正しい選択です。