a fewとfew, a littleとlittle

fewもlittleも「少ない」イメージですが、前者は数えることができるときに、後者は例えば「小さな子供」などのように数えることができない対象に使います。

生徒が理解するまで少し時間がかかるのが、aがつかないfewとlittleが文中に出てきた時です。

これは「少ない、小さい」ではなく、「ほとんどない」という意味になるのですが、aがついてなくても「少しはある」と考えてしまうことから生徒だ脱却できるまではしばらく時間がかかるようです。

Few people went to the festival.

やはり、「祭りに行った人はほとんどいなかった」と「祭りに行った人が何人かいた」では正答率にかなりの差がでてしまいます。

私は生徒にaがなければnothingと考えていもいいよと教えています。

rather thanとinstead of の解釈

大概の辞書にーA rather than 「BはBというよりはむしろA」、A instead of B は「~の代わりに」ーと載っています。

しかしながら、私は生徒に長文でこれらのフレーズがでてきたら、「BではなくA」と考えるように教えています。

理由はその方が論旨が良く理解できるようになるからです。

時間内に長い分を解釈するときは脳が単純にプロセスできる環境を作ることが大切なことだと考えています。

一文にforとto不定詞があるときのto不定詞中の動詞の主語

一文にforとto不定詞があるときのto不定詞中の動詞の主語はforの後ろにある名詞または名詞相当句です。

It is important for students to study many subjects.

学生にとってたくさんの科目を勉強することは大事なことだ。

「学生にとって」なんかと覚えないで、「学生が(は)」と覚えることが大事なことです。

学校の先生には「forの次のstudentsがstudyの主語になるんだよ」と教えてほしいです。

主語は何?行く人は誰?

I want to go there.

I want you to go there.

そこに行くのは誰か分かりますか?

goの主語を見分けるにはどのような文構造理解が必要なのでしょう?

述語動詞の次に人または物が来て、その後に to不定詞が続く場合、 to 不定詞の動詞の主語は述語動詞の後の人または物です。

したがって 上の文は 「私はそこに行きたい」 下の文は「 私はあなたにそこに行ってほしい」 の意味です。

Can you guess who is going there? What kind of understanding of sentence structure is required to identify the subject of go? When a predicate verb is followed by a person or thing and then a to-infinitive, the subject of the verb in the to-infinitive is the person or thing after the predicate verb.

不定詞・動名詞を目的語にとる述語動詞の見分け方

これまでの経験則から、不定詞・動名詞を目的語にとる述語動詞の見分け方は次のようなに考えなさいと生徒には教えています。

Ⅰ. 動名詞を目的語に取る動詞を覚え、それ以外は後に不定詞がくると考えること。

Ⅱ. 動名詞を目的語に取る動詞のイメージは、

①嫌なことに身構えようとする、または渋々受け入れようとする動詞

例、admitしぶしぶ認める、avoid避ける、can’t helpせざるを得ない、stand耐える、denyちがう言う、dislike嫌う、mind嫌がる、気にする、risk危険を冒す、considerよくよく考える

②没頭、夢中の瞬間を表す動詞

例、enjoy楽しむ、fancy夢に描く、imagine想像する、involve関わり合いになる、keep続ける、missいなくてさみしく思う、practice練習する

③句動詞中の前置詞や副詞の後

例、feel like、give up、put offなど

(前置詞は名詞の前に置くものだから、後に動詞がくると動名詞になるよと教えています。